わちふぃーるどスタッフによる 池田あきこのリレーインタビュー
第4弾 「食と旅に興味津々の広島店店長が突撃インタビュー!」 2014年3月14日(金)
今回は食と旅に興味津々の広島店店長が池田先生に突撃インタビュー!
インタビュアー:広島店 店長「広島店」
池田先生:「社長」
今迄出版されて来た本の中に料理に関するものが何冊かありますが、ご自分で試してみたレシピなどあるのですか?
それが全然つくんないのよ(笑) だからさクッキング系の話は必ず料理の人を立てるでしょ。それは超苦手だからだね。
え?! すごく美味しそうに描かれるので……
そう、上手いのよね! 食べ物の絵は。
だから実際に作るのも美味しいのかと。
いやいや。そんなに上手くはいかないのよ、世の中は(笑)
でも、とろろ汁は作るの。大好きだから。山芋をすって本出汁を入れてミキサーに入れて、卵も入れてがーっとかき回すの。で、めんみを入れる。出汁とめんみが大好きなのよ。醤油とか・・あとお魚!
和食派ですね! お魚はぜひ広島にいらした時に!
料理に関するもの以上に多いのが紀行本ですね。一般的にはあまりお勧めしないような危ない場所にも行かれていますね。
モロッコのフェズとか?
ええ。怖いと思ったことは無いんですか?
まったく怖いとは思わないわね。南イタリアのバールという町ではホテルの人に「かっぱらいが多いから絶対に港に行かないでくださいね」て。それを聞くなり私は荷物を置いてそこへ真っ直ぐ出かけて行った。
なんで、危険に飛び込むんですか!(笑)
それで着くや否や早速スクーター強盗にあっちゃった。引き倒されて画材の入ったウェストポーチを引き千切られて持って行かれちゃった。画材はしょっちゅう盗られているのよ。すごく困るのよ。
絵を描きに行っているんですものね。
そう。しょうがないから地元の画材店で買うけど全然へっぼこなのよね。
でも、懲りずに行ってしまうんですね(笑)
好きなんだよね。どっちかというと怪しい所みたいなのが。綺麗な名所・旧跡よりも悪い人間が居そうな所っていうのが割りに好きなんだよね。平和なところよりも面白い。でも危険だけどね。
カオスな感じですか。ダヤンの世界にもなんだか通じていますよね。
そうね。昔はカシガリ山に住んでいるヤギと羊の悪者兄弟なんかもいたりして。でもそういう話はあまり好かれないわね。
今、行きたいと思っている所が有るのですか?
そうだなあ、南米…とロシアから入ってヨーロッパを南下して行きたい。
南米? 南米のどこに惹かれるのですか?
人が面白いから。町にしても人にしても、自分から遠ければ遠いほど憧れる。文化にしても……強く惹かれる。
では、やはり建造物とか自然だったりというより現地の人の日常生活の中に飛び込んで、話をして踊って(笑)?
うん。そして、描いて!!
南の方ってそういう楽しみ方に向いている感じがしますね。生活レベルとは別にコミュニケーションをとるレベルが高いイメージがあります。
そうそう。逆に北の方に行くと他人に対しての興味みたいなものがあからさまでなくなる感じ。スケッチをしているととても顕著。北の方の人は覗き込む人はいない。南の方の人はワーワー寄ってくる。
北の人は寒くて家の外に出ないから、他人とコミュニケーションをとる時間が少ないんですかね。
ねえ。気候による人間の性格の違いというものはある気がするわね。
それと、ロシアの方からヨーロッパへ回る旅。
ロシアは、一番最初に行った外国。ソ連の頃に。
え?! 入れたんですか? あの時代のソ連に?!。
日ソ交流協会で、ロシア語夏期講座というのをオスタンキノ大学で。
ヨーロッパのいろんな国からも学生が来ていて、みんなで大学に泊まり込んで。
1ヶ月、ロシア語の勉強をしたの。2人で1部屋だったのだけど、仲の良くなった4人で1部屋を寝室、1部屋を応接間にして。色々な国の人と応接間で遊べるようにしてね。
楽しそうですねえ。
楽しかったわよー。人形劇を観に行ったり植物園にも行ったわ。
イワンがいたのは、そこのオスタンキノ動物園だったんだけど。でも、誤植で名前が微妙に変わっちゃった(笑)
ええ?!あの名前ってわざと似た雰囲気の響きにした訳では無く?
違うのよ。でも、「まあ、いいか」て。
そうだったのか!(笑)
環境はやはりあまりいいものでは無かったけどね。物資なんか全然ないから、なんでも欲しがるし。グムとツムというデパートがあったんだけど、とにかく物がなくて。デパート行ってもポツンポツンポツンとしか…。靴擦れした子がいて靴を買い行ったんだけど、買うのに半日かかった。
靴を買うのに半日! 半日、並んだんですか?
そうなの。トイレットペーパーなんか小っちゃくカットしてあって、折り紙みたいにツルツルで固いの。使うときはトイレにいるおばさんにお金を払うのよ。でも凄く面白い経験だった!
確かに。その時代のソ連に協会に守られた状態で入れたというのは、すごい経験ですよね。
次行ったときはシベリア鉄道に乗ろうかどうしようかと。ソ連時代を彷彿とさせる環境みたいだけど。動けるうちにあちこち行きたいわ。
でも、ヨーロッパは歳をとっても行けそうな感じがしますけど。
そうね、じゃあまず南米から。
国も人も熱そうですから一緒に盛り上がるには体力がいりそうですものね。
そうそう!
そしてそこで得たものが、ダヤンの世界にも広がって行くわけですね。
そうね。生かされていくと思いますよ。わちふぃーるどの世界はずっと作り続けていくつもりだから。いつも探しているから。
楽しみです!! 今日は貴重なお時間をありがとうございました!