毎日新聞記事UPしました♪
2008年7月26日に毎日新聞の夕刊に池田あきこのインタビュー記事が掲載されました♪
毎日新聞 夕刊 特集ページ
「人生は夕方から楽しくなる」
不思議な世界への扉が開くのは、昔からなぜか夕暮れと決まっている。
「大抵、境目の時間ですよね。昼と夜の境目、年の境目、季節の境目…特に昼と夜の境目は光が違ってくるでしょう?本当に違う世界に入っていく気がするよね」
キラキラ光るネコの目のようなひとみ。この人の描く猫のキャラクター、ダヤンにそっくりだ。思わずお尻にしっぽがないか確認したくなる。…(中略)
…(絵についての話題になって)
「その人の性格と、その人が持っている色は違うのね」と池田さん。
「どちらかといえば私は地中海人気質なの。明るくて抜けてて暖色系(笑い)。でも私の色は夜の色。パステルも色鉛筆も、青や灰色や藍色やすみれ色や、夜の色ばかりどんどん減っていく」
夕日が消え、さやかに月が輝き出そうとする藍色の世界が、池田あきこさんの真骨頂だ。
子供のころに持っていた不思議な国の扉を開く鍵…想像力を人は少しずつ失っていく。そう考えてきたけれど、この人の不思議な世界への扉が開くのはどんなとき?
「もう開けっ放し!雨とかざあざあ振り込んでくるし、葉っぱのくずとか風と一緒に舞い込んでくる」
あまりにこの人らしい答えに大笑いした。
…以下略
毎日新聞 2008年7月26日夕刊より抜粋
記事・太田阿利佐
撮影・梅田麻衣子